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使用感の無い極薄モグラ記

再開
190 hrk 2005-12-23 00:52 permalink
ゴムのジョニーさん

いまさらながらカニンガムの "Rubber Johnny" を見たのよ。

てゆか看板に偽りありだ!表紙に映ってる肌色のゴムまりみたいなジョニーは、映像には出ません。この気持ち悪い物体がぐにゃぐにゃ変形する映像だと思ったのに!映像の方はグリーンぽいモノカラーで、裸で車椅子に座って踊るカニンガムの映像が、エフェクトがかかりつつエディットされてる程度です。映像のショック度「だけ」をとってもシュヴァンクマイエルに全然勝ててない!(途中の顔がひゅーっと飛んで来てくちゃっとなるシーンはシュヴァンクマイエルの粘土顔ぽかった)とにかくあのキモいのは静止画の写真だけだと分かって えー て感じです。速度1/4くらいで見るとカニンガムが一生懸命踊っているのが見えてああ頑張ってるなあと思います。

表紙写真参照→ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009V1HI4/drumsoft-22/ref=nosim

ちなみにブックレットにはこのキモい子(カニンガムのポートレートだそうです)の写真がたっぷり掲載されてました。封入されてるインタビューとかで全然この点に突っ込んでないので非常に非常に不満かつなんてユルい仕事ぶりだと憤懣やるかたないんですが、この子の頭は尻ですね。尻を下から撮影した角度。毛が密集してるあたりがアナル。そんで玉袋が非常に効果的に使われている…表情を出す為に。ブックレット内の写真ではこの異形の頭が変形して歯が二重に生えた口が現れ、玉袋状の器官を吸い込んでいます。
こういった下ネタぽい異形感覚は Aphex twin の "Richard D. James" のジャケ裏(びっしりと玉袋の皺でテクスチャが作られている)に通じる物があると思います。あの玉袋被写体も本人だったんじゃないかな(というか当時、スキャナに股がって玉袋をスキャンしているRDJを想像して萌えてた)。ジャケ表にも変形したポートレートを使用しているし、このアルバムと "Rubber Johnny" は良く似ている。どちらが先とかではなく、彼らのグループの中で共有されている感覚と考えたい。

それからブックレット掲載のドローイングの肉と車椅子が混ざり合うイメージは諸星大二郎の生物都市を一瞬彷彿とさせなくもなかったり。(これは似てるとかじゃなくて自分が諸星大二郎の事ばかり考えているせいだ、諸星では人と機械が溶け合うのだが、カニンガムのドローイングでは混ざり合っている)写真はコラージュされてて良く分かんないけど金玉中心にちんこまんこ満載な気がしなくもないので、早めに手に入れといた方がいいかもよ!(外人のオッサンの尻に興味がある人中心に)
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