OS X Audio talk

coreaudio に捧ぐ - 僕はオンガク Mac OS X 片手に since 2003/06/15.
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Wed, 29 Oct 2003

SONASPHERE 0.8b (Cocoa/beta product)

こいつぁオモロイよ。まずはデモビデオを見てみるといいんじゃないかな。

SONASPHEREを非常に大雑把に説明すると、Max/MSPみたいなビジュアルなDSP環境が、物理モデルな運動をする3次元オブジェクトによって構成されている感じ。 空間内に音源(音声サンプル)、フィルタ(AudioUnitの)、ミキサー(音の出口になる)の三種類のオブジェクトを配置して、それぞれを音が流れるパスで繋ぐ、すると各オブジェクトは質点、パスはバネとなってオブジェクトが運動を始めるんだ。 そしてSONASPHEREでミソとなっているのは、オブジェクト同士の距離やオブジェクトの絶対位置がオブジェクトのパラメータに繋がっている事。オブジェクトがぐるぐる運動して位置が変化するのに合わせて、音源のピッチやフィルタのカットオフ周波数を動かす事ができるんだ。

日本語チュートリアルがなさそうなので大雑把に使い方を説明すると、ウィンドウ下部の青緑赤の玉がDSPオブジェクトで、ドラッグすると画面に配置できる。青玉=音源配置時は再生する音声ファイルを訊かれる(音源はwavかaiffでループ再生だ)option押しながらドラッグでオブジェクト間にパス(パスはバネであり、音の通り道だ)を貼る。DSPボタンを押すと音が再生されるけど、音源から音がパスを通って赤玉に到達していないと音が聞こえないぞ。オブジェクトやパスをクリックで選択して、deleteで削除、command+Iでインスペクタを表示、緑玉のエフェクトの種類やパラメータ(座標と連動!)はインスペクタで設定できる。とりあえず青-緑-赤と繋いで、緑のエフェクトをいろいろ弄ってみよう。

音響、ノイズ系なサウンドだけでなく、あらかじめ時間の揃ったループを作っておいてループベースなダンスサウンドを作っても面白いと思う。推奨環境が「G4 800MHz以上+Quartz Extremeグラフィックカード」で僕のibook600Mhzではなんとか動くけどオブジェクト5つでいっぱいいっぱいでした。

posted at 02:07 | category: /Apps_DSP | Permalink