OS X Audio talk

coreaudio に捧ぐ - 僕はオンガク Mac OS X 片手に since 2003/06/15.
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Mon, 03 Nov 2003

Nicecast

ネットラジオ放送にかなりよさそうなソフトが出たよ!!

Nicecast はこれまでみんなの念願だった「iTunesの再生内容をそのままストリーミング放送できる」ソフトウェアだ。しかもネットラジオのストリーミングサーバである icecast を内蔵していて、簡単にストリーミングサーバを立てる事ができる。単にicecastのGUIとしても設定や状態の確認等の項目が良くまとまっていて良い。

Nicecast


Nicecast+iTunesでラジオ放送する

  1. iTunesを起動していない状態で、Nicecastを起動する。
  2. "Source" で iTunes を音源に選ぶ
  3. (必要なら、 "Info" "Quality" "Server" の設定をする)
  4. "Start Broadcast" ボタンを押すとiTunesが起動し、iTunesの再生サウンドをストリーミング放送開始する。

たったこれだけでicecastを起動し、iTunesの音源ライブラリの内容をラジオ放送する事ができる。 この時の再生URLは、自分のコンピュータからのアクセスの場合

になっている筈。RealOneなんかでアクセスして放送できている事(ラジオの再生音声は、iTunesの出力に対して数秒遅れがあるので分かる筈)を確認してみよう。

この状態で外部から聞いてもらう方法は、他のサイトのラジオサーバの設定方法等を検索して参考にし、セキュリティ等十分注意の上お試し頂きたい。

よそのサーバを使ったNicecastの設定

ここでは Nicecast+iTunes をMacAmp Lite X の替わりにし、外部サーバから放送する方法を説明しよう。

  1. iTunesを起動していない状態で、Nicecastを起動する。
  2. "Server">"Stop Server"で、内臓サーバを停止する。
  3. "Nicecast">"Preferences" で "Use Remote Broadcast Server" にチェックをいれ、利用するサーバに合わせて設定を入力する。
  4. (必要なら、 "Info" "Quality" の設定をする)
  5. "Start Broadcast" ボタンを押すとiTunesが起動し、iTunesの再生サウンドをストリーミング放送開始する。

これで外部サーバへストリーミングが送られ、放送できる。ちなみにDRUMCASTラジオサーバでの放送を希望される場合片岡宛にご相談下さい。

放送にマイク音声等をかぶせる

iTunesにはマイク音声をかぶせる機能はないので、Nicecast の VoiceOver エフェクトを使って声をかぶせてみる。

  1. Nicecastの "Effects" ボタンを押す。
  2. Effectsパネルの一番左上のマスをクリックし、"4FX Effect">"VoiceOver" を選択する。
  3. 表示された VoiceOver エフェクトの "EDITOR" と書かれたボタンを押してVoiceOver設定パネルを表示させ、入力デバイス等を選択し、 "Start" ボタンを押す。
  4. VoiceOver設定パネルの Crossfade で iTunes サウンドとマイク音声のバランスをとる。

まとめ

iTunes+Nicecast を使った場合、ウチのibook G3 600MHz で、24Kbpsのストリーミング放送(ソースは128kbpsのmp3ファイル、内臓マイクでのVoiceOver付き)の放送に 35-50% のCPUパワーを使っていて、他のアプリ(ブラウザ、エディタ等)の動作がもたつく感じ。 一方同じ内容の放送を MacAmp Lite X で行うと 20-30% のCPUパワーで済むので、特にiTunesでないと困る、という事情がない限りMacAmp Lite X を使いたい。

マシンがG4以降でCPUパワーが有り余ってるとか、放送中に他のアプリを使わない場合はiTunes+Nicecastでも問題ない筈。実際iTunesから放送できるのは便利、RealPlayer等もストリーム音源にできるのでこれまでMacAmpで再生できなかった形式のファイルもラジオで流す事ができる。設定も簡単で使いやすいソフトですよ。

posted at 06:31 | category: /Apps_Others | Permalink