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美しく測りたい、そこに有効桁数がある限り。 - 練れば練るほど色うつろふモグラ記

2008/03/02

美しく測りたい、そこに有効桁数がある限り。

多分中学生の頃なんですけど、友達数人で話している時に、ある女子が「料理をするのに量をチマチマと計量カップや計量スプーンで測ったりしない」という事を言いはじめてですね。その場は「量を測らないと作れないのはシロウト」だの「目分量で作った方がおいしくできる」だのと非常に中学生らしい背伸び感が微笑ましい話の流れになっていて、自宅に計量カップも計量スプーンも何も無くそのような調理をせざるを得なかった僕は適当に話を合わせていた(ちなみにウチは年に1回くらい母親が出張に出ている時期があって、その間だけラーメン、カレー、簡単な炒め物程度を作ってた…って今も料理のバリエーションあんまり増えてないけど)のですが…

本当は、ぜーんぶキッチリと量を測って作りたいんですよ!僕は!理系の人ならこの気持ち分かってくれる人、多分少なくないと思うんですけど。(そう思いたい!)

そういう気持ちを抱えながらも、先述の通り(多分母親が不要・無駄と考えていたために)計量カップも計量スプーンも無く、料理の時に使える計測機器はかなりガタのきてる大味な上皿はかりだけ、という実家で普通のコップで「大体200ml」を測ってインスタントラーメンを茹でたり等していました。実家を出ていろいろ台所用品を買った時に計量カップ等買えば良かったんだけど、あまりにそれを使わない生活に慣れていてすっかり忘れていました。

ところが一昨年からルームシェアの生活を初めたら、そのルームメイトが計量スプーンと計量カップを持って来ておりまして、もう「これだ!これだったんだ!」という感覚になりました。カレーもラーメンも水の量とかキッチリ測ってますよ。味がどうこうじゃなくて、調理に関して推奨された量を実施できるという事が、純粋な満足感に繋がるのだ!心ゆくまで計量できる幸せ!大人って自由!大人は自分の思うがままに生活できて楽しいなあ。

そういうわけで、 レンジでチン計算機 も作りました。

で、最近凝っているのがコンビニ弁当系の食品を自宅のレンジで加熱する際に、加熱時間を秒単位で合わせる事です。(料理作る話じゃねえのかよ)コンビニ弁当のラベルには1500Wと500Wのレンジでの加熱時間が書いてあるので、自宅の600Wのレンジに合わせて加熱時間を換算する必要があるのです。これをちゃんと計算して加熱するのが超楽しい。楽しすぎて Mash-up Calculator で使った calcform.js を使って加熱時間を計算するフォーム レンジでチン計算機 を作成してみました。(文字がやたらでかいのは、リビングのWiiでアクセスできる様にするためです)

でも、リビングでWiiを起動するのも時間がかかるので、これこそ Pyramide Data さんの BPM Calculator みたく紙製「リジェット」になってればいいんじゃね?と思って設計してみたのですが…「500Wと600Wの換算だけ」「1500Wと600Wの換算だけ」とかなら作れるのですけど(加熱時間のメモリを対数目盛りにして内側の円盤に配置して、外側の円盤の2カ所にワット数を配置する)任意のワット数同士の換算は作れないのですね(2つのワット数の比率で、必要な対数目盛りの対数の底が変わってしまうので)。Pyramide Data さんの BPM Calculator はこの比率の変化が 0.9 〜 1.1 と比較的小さいため、どこかの比率に固定した対数目盛りでBPMの目盛りを作って、大体の近似値が出ればいいか、という設計みたいなのですが、レンジの出力の場合比率の範囲がでかいのでこの方法は使えないのです。どなたか「300W〜1500Wの任意の2つの出力のレンジで、調理時間を換算するリジェット」って設計できます?思いついた方がおりましたら教えて下さい!

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