1. 90年代ディスコがテーマの Julie&AnaのTOKYO DISCO というゲームを制作しました

    2014/06/06 by hrk | Games, iPhone, 作った

    ゲームを進めた状態の画面なので
    ネタバレぽいとこにモザイクかけました

    Julie&AnaのTOKYO DISCO というゲームを制作しました。 iOS/Android 向けです。日本語風に発音する場合「じゅりーとあなのとーきょーでぃすこ」と読みます。

    90年代のディスコ風空間でダンサーたちをお立ち台に押し上げて、ディスコを盛り上げるゲームです。「ダンサー図鑑」などコレクション要素の文章に細かく当時の流行語なんかを混ぜてるので、その辺もご確認ください。

    ちなみにゲームは無料で、そのかわり各所に広告バナー等が貼ってあるパターンのやつです。(たまに出会い系っぽいアプリや、おそらく成人向けではないけどお色気をウリにしているタイプのゲームアプリ等の広告が表示される事もありますのでご了承ください)

    また、ゲームのメインBGMとタイトル画面とエンディングのBGMを Cherryboy Function にお願いしました。デステクノのコンピレーション Speedking シリーズ への楽曲提供などの実績もあり、実は90年代のデステクノやハイパーテクノなどにも造詣の深い、彼のレイヴサウンドにご注目いただきたいです。

    今作も 株式会社NEOPA さんと一緒に作りました。前作に引き続き開発環境の整備・テスト・ストア方面の管理・プロモーション等をサポートいただいている他、キャラクターと画面のデザインをNEOPAの三光楼さんに制作していただきました。こういうのを出したい!と僕が無茶言った感じの妙なキャラクターたちを、かわいいバッチグーな感じのドット絵にしてもらえました。

    それではこちらのページから Julie&AnaのTOKYO DISCO をダウンロードしてください

    ちなみにかなりテイストの異なる前作 プルプルプラネット というのもあるので、まだの方はどうぞよろしくお願いします。


  2. 私のベストiPhoneゲーム・2013年

    2013/12/31 by hrk | Games, iPhone

    Twitterのみんなが今年のを発表してるのでそれ僕もやりたい!と思ったんですが、星付けたツイートが無数にあって読み返すだけで年が明けそうなのでやめました。

    他に、ベスト表現、ベストTUBE等が発表されていましたのでそういう方向で、今年はiPhone向けゲームを異常に沢山やった(プルプルプラネット等、ゲーム制作の参考です。仕事なのです!)ので、ベストiPhoneゲーム2013を選んでみようと思いました。また、iPhone向けのゲームを作ってるよ/作ったよと話すと人からいいゲームを教えてもらえるという面もあります。(楽しいゲーム教えてくれた皆様ありがとうございます)

    という事でiPhoneにインストールされているゲームのリストを見ていたのですが、2012年以前のゲームにも面白いのが沢山あって勿体ないので、リリース日等に関係なく現時点でのベストという方向で行こうと思います。スクリーンショットとか面倒で貼ってないけど、タイトルクリックすると App Store にジャンプしてそこで画像見られるからいいよね。

    最高なゲーム(6本)

    de.void

    このゲームは何?このグニャグニャは何?というのを考えるのが面白いゲーム。内容を説明するとネタバレになるのでできないのだけど、ビジュアルが気持ちいいので答えが分かった後も時々起動しちゃう。これは Snake という古典コンピューターゲームのバリエーションなので、やった事が無い人は Snake (iPhone版の例, パソコン向けFlash版の例) のルールを知っておくといいかも。基本的なルールは Snake と同じ、上下左右フリックで進行方向を変更できます。ちなみに同じ方が作った fencell も面白いです。僕は中学生のころにもこの方の作ったゲームにハマっていたという…

    Spider: The Secret of Bryce Manor

    蜘蛛になって巣を張り、他の虫を補食するアクションゲーム。ピョンピョン飛び跳ねる動きがリアルで気持ちいい…と思ったらそれだけじゃなかった。このゲームには(擬人化されていない)虫しか登場しないため、ゲーム内で流れている時間上にはストーリーが存在しない。しかしステージの背景となっている廃屋のビジュアルから、プレイヤーは様々な情報を読み取ってしまう。それらが繋ぎ合わさると、廃屋で過去に起こった出来事がストーリーとして立ち上がってくる。ゲームにおけるストーリーの語り方として、「過去に起きた出来事の痕跡を断片的に発見していって、過去の物語が少しづつ浮かび上がってくる」という形式が好きなのだけど、このゲームは徹底的にそのスタイル。デザイナーが隠した情報を閲覧・収集するためのブラウザの様なゲームとも言える。Webを自動的に巡回して情報を集めるソフトウェアをスパイダーと呼ぶ事も関係あるのかな。

    Kometen

    プルプルプラネットを制作していた頃に、画面の雰囲気等が似たゲームは片っ端からダウンロードしていて(2Dで惑星間を舞台にすると大体似るのだけど)中でもこれが一番面白かった。「他の天体をタップするとその天体からの引力が働く」操作方法や、手描き調のイラストで宇宙が表現されている所など「プルプルプラネット」との共通点も多いけど、ゲームとしては全然別ジャンル。スピリチュアルでクトゥルフ的な宇宙空間を飛び回り、天体として表現された(主にネガティブな)「概念」を全て発見するのが目的。ステージクリアやミスも存在せず、これもある意味ブラウザ的なゲーム。

    Feed Me Oil

    物理エンジンを使ったパズルゲームの中でも最高に好き。生物なのか地形なのか曖昧な存在がゲームの舞台であるという、不気味さと可愛さが奇跡的なバランスで同居する何とも言えないビジュアル。ネバネバドロドロした流体が動き回る気持ち悪さ。パズルの難しさもすごくいい感じで、ずっと頭を悩ませていたい。

    Duet Game

    Super Hexagon の流れを汲んでいる感じもあり、弾幕避けっぽい雰囲気もある死にまくりアクション。条件反射で自動的に指が動いて避けられる様になると、ヒラヒラクルクル回るビジュアルとの相乗効果で気持ちいい。音楽もかっこいいし、ステージ間にスピった様な?自己啓発っぽい様な?メッセージが機械翻訳っぽい妙な日本語で表示される味わいも最高

    Ending

    ローグライクゲーム(トルネコとかシレンとか)で、敵から先手を取られない為にどう歩くか…とパズルを解く様な局面が発生する事があるけど、これはその部分だけ取り出したパズルゲーム。敵に攻撃されたら即死というルールで、何度も死にながら多彩・多量な敵から逃げ回るルートを試行錯誤するのが楽しい。

    よかったゲーム(3本)

    Type:Rider

    コロン(記号)の2つのドットを自転車のタイヤの様に転がして、印刷とフォントの歴史の世界を駆け回るアクションゲーム。ステージをクリアする事で少しづつ歴史が紐解かれる演出に静かにテンションが上がるし、LIMBOの流れを汲むシルエットで表現された世界が美しい。

    McPixel

    アメリカ人が本気で悪ふざけするとここまで頭が悪くなりそうなゲームができるのか〜。と感動できる素晴らしい内容。ギャグが分かった時よりも、まったく理解できなかった時の方が文化の違いを思い知る事ができ感動が深い。

    the ROOM POCKET

    仕掛け満載の箱の秘密を解いて箱を開けると、さらに別の仕掛け箱が出てくる。内部へ内部へと進む脱出ゲームの逆パターン。MYSTにも通じる機械+魔術っぽい精緻なビジュアルがとても美しい。


  3. プルプルプラネット(Pull Pull Planet) というゲームを制作しました(iOS/Android用)

    2013/05/02 by hrk | Games, iPhone, 作った


    プルプルプラネット というゲームを制作しました

    絵本の様な宇宙を、惑星の引力に引っ張られてふわふわ・ひゅんひゅん飛び回るアクションゲームです。パズルっぽい様な、謎解きっぽい様な要素もあります。かわいくて面白いですよ!

    見た目のかわいさとは裏腹に、操作方法が独特で「やりこむ程上達して楽しい」タイプのゲームです。まずは一通りクリアして、その後 “スター” 全取得や、ハイスコア、アチーブメント全取得等を目指してプレイしてほしいと思います。ほとんど文字で説明されない、隠されたストーリーも感じ取っていただけると嬉しいですね…

    ちなみにお値段は 85円(iOS版) です。安い!買って頂いたり、拡散的な事をしていただけると助かります。(生活が助かるとかそういうレベルで!)拡散的な事…には、上記の販売ページのURLや、次のリンク先で使いやすいものをご利用下さい。

    今作は 株式会社NEOPA さんと一緒に作りました。開発環境の整備・テスト・ストア方面の管理・プロモーション等すごくバックアップ頂いています。僕はゲームデザイン、プログラム、ステージ制作等をやりました。かわいらしくてシブみのある宇宙を描いてくれたのは新人イラストレーターの Saki Mitsushima さん。ウクレレを全面に押し出したBGMはこれまた新人ミュージシャンである Takatoshi Sata さんです。


  4. はじめてのFlash「俺がオプーナ」

    2010/02/07 by hrk | Games, 作った

    むりげー に参加したいなーと思ってたので、Flash始めました!時間がなくていろいろ中途半端ですが、とりあえず遊べます!

    「むりげー」は主にコンシューマ機向けのゲームを「お題」として指定して、各参加者がそれを48時間以内にFlash等に移植するというイベントです。昨年夏に ディシプリン にハマったのがきっかけで知りました(お題「ディシプリン」時のむりげー)。それ以来、今時珍しくなった(気がする)バカスタックとか、バカフラッシュ的な雰囲気が残ってて気になっていました。

    で、それとは別にフェイストラッキング的な事を使って色々遊んだりしたいなと前々から思っていて、目を付けていた FaceIt?(by Benjamin Jung. Thank you!!) というライブラリを使ってゲームを作成しました。今回お題「オプーナ」という事で、自分の顔を「オプーナ」にして遊ぶゲームです。

    ゲームはこちらから
    俺がオプーナ

    今回の「むりげー」の開催を知ったのがお題発表の翌日昼過ぎで、さらのその日予定があったため、実質1日くらいで、Flashの使い方等いろいろ調べつつ作った感じです。最初、どこにコードを書けばFlashの中で起動できるのか全然わからず焦った…ActionScript自体はJavaScriptと殆ど一緒なので、ひたすらスクリプトだけで作ってみた感じです。

    ガジェット通信に むりげー「オプーナ」 の作品紹介記事もあります。
    48時間以内に『オプーナ』を移植する『むりげー』第6回!
    全作品プレイして紹介して下さった @shnskm さんが大分お疲れのご様子…どうもすみません…人のプレイ画面が見れるの嬉しいです。

    オプーナの中では僕はこれが好きでした。
    たすけろ!オプーナ
    往年のバカスタック的な楽しさが爆発している、良作だと思います。

    もし大きな大迫力画面で遊びたい方がいたら…ブラウザを全画面にして→Flash直接リンで「俺がオプーナ」